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【センター長ブログ】香川県小・中学校長研修会に登壇

 まさか自分に校長先生たちの研修会で90分間もお話しする機会が与えられるとは夢にも思っていませんでしたが、自分の人生のターニングポイントのひとつとしてメンターになって下さった中学時代の先生へのご恩返しの意味も含めて、恥ずかしながら精一杯お話しさせていただきました。

 「企業経営」と「学校経営」について、話の中で触れさせていただいたのは、どちらも、①内部ではなく外部での成果に目を向けるべき、②数多くのステークホルダーの中で、誰を一番満足させたいのか、その人々が満足する成果とはどんな状態をつくることかを明確に定め共有すべき、③成果は短期と長期のバランスをとるべき、④コストを投資に変えるためには人材・組織育成が最優先であるべき、という点においては共通するということです。

 一方で、「公平」と「平等」という、似ているようで異なる基準について、民間、公共の立場からどう向き合っていくかの違い、などについても述べさせていただきました。

 また、サカビズの経営支援について、具体的な支援事例を提示したうえで、ビジネスにおいて「強み」の源泉は「違い」であり、違いをネガティブでなく「ポジティブ」に受け止めることが強みを探すことにつながる。違いの数は多いほど良い。したがって「多様性」とそれを受け入れる「オープンマインド」が重要になる。教育でも同じことが言えるのではないだろうか、といったようなお話をさせていただくうちにあっという間に90分が過ぎました。
 
 大勢の人前で話すことは大変難しく、話す時間の何倍も準備を要しますが、自分の頭の整理から新しい気づきにもつながります。このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。